◎鉄骨組立て(一般的に建方と言われます)建物はよく人間の体に例えられます。鉄骨を人間で例えるならば骨格です。まさに鉄の骨です。
まずは建物の骨組みを組み立てます。その際に柱の位置・高さを確認しながら組み立てていきます。
鉄骨は字の通り鉄でできており、その重さから重量物扱いになるため、クレーンなどの揚重機を使用して吊って組み立てます。
組み立てる際には鉄骨と鉄骨の接合部分を仮ボルトで固定します。あくまで仮のボルトなので後で交換します。
◎本締め鉄骨の組立が終わってから、接合部分の仮ボルトを本ボルトに入れ替えて機械を使用して締結します。
その際にまず歪み直しを行ないます。これは建物が設計図通りの位置でまっすぐになるようにワイヤーなどで引っ張る作業です。
柱がまっすぐになり、設計図通りの位置に鉄骨が組み立てられているのが確認できたらいよいよ本ボルトを締め付けます。
本ボルトの本締め作業中も締め付けのトルク管理や、ボルトとナットの共周りの有無を確認します。
◎タッチアップ本締めが完了した接合部分や、溶接作業を行った部分に錆止めのペンキを塗装します。
鉄骨の接合部分以外は鉄骨の製作工事で塗装された状態で来ますが、現場で施工した部分は全て現場で塗装します。
この工程は鉄骨を錆びさせないように強度確保する重要な工程です。この錆止めの塗装の上から更に仕上げのペンキを塗装しますが、当社では請け負っておりません。
◎デッキ工事(床板工事)建物のコンクリートの床の下地であるデッキプレートと呼ばれる鉄板上の床を敷き詰める工事です。
鉄骨の上にデッキを敷き、後のコンクリートで床を作る作業の為に隙間が無いように施工図面を確認しながら敷き詰めていきます。
位置が確定したら溶接して固定していきます。鉄板を溶断・溶接するので鍛冶工事もできないと作業できません。
◎管理上記の工事の作業計画を立てて施工工程表を作成し、各工事・作業が安全かつスムーズに進むように現場で打合せを行い、搬入車両の誘導も含めて計画通りに安全に工事が完了するように調整します。
当社以外の他業種との作業調整も全て行ないます。